2021.11.27
カテゴリ：アトピー性皮膚炎
知って安心！皮膚から吸収される経皮毒
皮膚から吸収した化学物質が健康に及ぼす悪影響
食べ物や飲み物などに注意をしていても、
髪や肌に触れるものには
それほど気にしていない人が多いですが、
皮膚からも化学物質は吸収されてしまいます。
特にお風呂など、温度が高くなることから肌の表面が広がり、
さらに吸収しやすい状況になります。
お風呂場で使う洗剤等には有害物質の使用されたものが多くあります。
特に頭部と瞼は皮膚が薄いので有害物質を吸収しやすい部分です。
ヘアケアグッズやボディシャンプーの選び方には注意が必要です。
排毒しにくいのができない経皮毒
経皮毒が危険なのは、有害物質の排出が難しいということです。
一旦、皮膚から吸収されてしまうと、排毒しにくいのです。
そのため、口から取り入れるものよりも肌に使うものの方が
特に注意が必要だと言われています。
今日の医学では、皮膚は重要な働きをしている器官と言われます。
「表皮」は、肝臓と似た働きをしているとも言われています。
ただし、その排毒能力は肝臓の1%くらいなので、皮膚から入った毒「経皮毒」は排出されにくいのです。
頭皮・肌から吸収された化学物質は皮下組織に蓄積され、
時間の経過とともに体内に取り込まれていきます。
口から入れた物質は二週間ほどで排泄され、
皮膚経皮吸収では約10%程度の排泄だといわれています。
胎児への影響
日常使う台所や洗濯の合成洗剤は有害化学物質を使用されている製品が多く、
多くの有害化学物質が体内に残留していると多く報告されています。
この生活様式で母親が妊娠、出産となると、
母親が持つ有害化学物質を赤ちゃんに受け継いでしまう危惧があります。
これを継世代毒性と多くの医師も警告しています。
この解決策は、合成洗剤を使わないことでしょう。
アレルギー増大の原因の一つが化学物質の影響が指摘されています。
その対策として、
日常使う洗剤類の表示を確認して、有害成分を含んでいない
安全なものに変えることも予防策です。
瞼と生殖器は要注意
皮膚の部位で、瞼と生殖器周囲は角質層が薄いため、
化学物質の一番吸収しやすい。
生理前のイライラ、肌あれ、カラダの不調「PMS（月経前症候群）」に、
化学物質が多く使用されている生理用品との関係が明らかになり、
「布ナプキン」などの安全性が問題提起されてきています。
また、子供たちは角質層が未熟な新生児や乳幼児の肌は皮膚バリア機能が
不完全なのと、排毒の働きが未熟です。
そのため化学物質を取り入れやすく影響を受けやすいのです。
手軽に使えるおしりふきは、防腐剤としてパラベンという危険な物質が使用されているものもあり注意が必要です。
また、保湿効果製品にも化学物質をに使っているものもあり、
過敏症状や染色体異常を引き起こす可能性がある指摘されてい
ます。
そのほか、日用品や化粧品など
昨今、水源として取水されている河川の汚染の環境汚染も、
日々使用する生活排水が一因となっています。
毎日使う合成界面活性剤入りの合成洗剤やシャンプーは、
自然界の微生物などに影響を与え環境破壊の原因でもあります。
防腐剤も環境ホルモンの疑いがあり、
水の浄化力を失わせ、大地を傷つけています。
そして、使用者である私たち被害者も健康被害を受けています。
洗濯洗剤、シャンプー、歯磨き粉などに化学物質が含まれていることを
意識している人は少ないかもしれません。
しかし、食事と同様に体内に取り込まれている可能性は高く、
これらの影響をしっかりと認識することが大切です。
歯磨き粉
歯磨き粉には有害化学物質が含まれているものもあり、
口の中に粘膜から毎日有害物質を取り込むことで、
味覚が悪くなることもあります。
濃い味を好む人が増えている原因の一つに
歯磨き粉である可能性が指摘されています。
お風呂用品
シャンプーやリンスに使われている有害物質は胎児への影響も懸念されています。
女性は、出産の際に胎盤からシャンプーやリンスの香料の香りがするなど、
胎盤に有害物質が蓄積しやすいとも言われています。
合成洗剤の有害性
洗剤の泡立ちのために添加されている合成界面活性剤の
「ラウリル硫酸ナトリウム」には注意が必要です。
このラウリル硫酸ナトリウムは角質細胞の細胞膜を破壊するので、
いろんな化学物質が体内に取り込まれやすくなります。
このような合成界面活性剤入り洗剤で洗い物をした後、
化学物質入りクリームなどでケアすると、
角質層が破壊され、多くの化学物質を取り込んでいる可能性が高いのです。
植物性洗剤なら安全？
「ヤシの実から作った天然洗剤」でも一概に安全とは言い切れない。
石油系原料の一般的な合成洗剤代わりに
ヤシ油の製造過程で多くの化学薬品が使われている製品もあります。
成分が「脂肪酸ナトリウム」「脂肪酸カリウム」の純石けん成分のみのものは
石けんの中でも安全性が高いと言われています。
水に溶けやすくし、洗浄力を高めるために炭酸塩などの助剤などが
添加されているものは少し安全性が落ちると言えます。
宣伝文句だけで購入するのではなく、
成分表示をしっかり確認してから購入することが大切です。
また、「Super匠」など、洗剤なしの水洗いもお勧めです。